今回は、群馬県のJA佐波伊勢崎・かーぜまゆの郷で2日間の刃物研ぎ催事を行いました。
前日の夜、トレーラーを設置しに伺うと、なんと新聞折込で配布したチラシが拡大され、入り口やA看板に貼って告知されているではありませんか!
お店側にサンプルをお渡ししていなかったのですが、わざわざ折込のチラシを拾い上げて掲示してくださったようで、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!

ここは春にも一度お世話になり、その後、店長さんから「他にも伊勢崎にJAの店舗がいくつかあるので、よければ他の店舗でもどうですか?」とお声をかけていただき、今回の秋の催事で全6店舗での開催が実現しました。
前回の催事をきっかけに信頼をいただけたのだと感じ、嬉しい限りです!
このお店のパン屋さんは前回も研ぎを依頼してくださったのですが、今回もまた大量に刃物を持ってきてくださり、「研ぎ屋さんを待っている方が多いんですよ!」と励ましのお言葉までいただきました。

ここのパンは香ばしい焼きたての香りが漂っていて、本当に美味しいんです。
毎回お昼を楽しみにしています!特にピザは具だくさんでお値段もお手頃で人気なので、すぐに売り切れてしまうほどです。

こんな美味しいパンを切るための包丁をお手伝いできていると思うと、私も嬉しいです!

初日は開始とともに行列ができ、昼過ぎまではバタバタの連続でしたが、2日目は少しゆったりめのペースでした。
ちょうど野球のワールドシリーズの試合と重なったことも影響しているかもしれません。
それでも、リピーターのお客様もちらほら来てくださり、「前回研いでもらった包丁がまだしっかり切れるので、今回は別の物をお願い!」と、お越しくださる方も何人かいらっしゃり、励みになりました。
今回、特に印象に残ったのは、1.5mほどの高枝切りバサミを持ってこられたおばあちゃんのお話です。
切れ味が落ちてしまって木に食い込んでしまい、なんとか力を入れて外したところ「バキっ」という音が…。
木が折れたのではなく、ご自身の肋骨が折れてしまったそうです。
その高枝切りバサミも大きく曲がっており、「どれくらい太い枝を切ろうとされたのですか?」とお伺いしたところ、なんと直径3cmもある大きな枝だったそうです!
高枝切りバサミはせいぜい1cmほどの枝向きなので、倍以上の負荷がかかってしまったのですね。
よく変形した植木バサミは見かけますが、無理をすると怪我にもつながるのだと改めて感じる一件でした。
おばあちゃんも「身をもって学びました」と苦笑いを見せておられましたが、このように道具の使い方の大切さを改めてお伝えできるのも、現場ならではの経験だと感じました。お店で売っている植木バサミには、適した枝の太さの指定が書いてあります。適したハサミを使用して、ガーデニングライフをお楽しみください。
さて、明日からは。
📅 開催日:10/30(水)〜31(木)
⏰ 時間:9:30~17:00 (31日は16:00受付終了)
📍 場所:JA佐波伊勢崎からかーぜたまむら店
お近くの方、お気軽にお越しください。皆さまのお越しお待ちしております!
コメント