三徳包丁の欠け

ビフォーアフター

こんにちは、ケイです!

今回は、欠けた三徳包丁を修復したお仕事レポートをお届けします。
皆さんの参考になればと思います。


レポート:欠けた包丁を修正しました

先日、お客様から一本の包丁をお預かりしました。娘さんからプレゼントされ、長年大切に愛用されてきた包丁ですが、刃先が欠けてしまい、切れ味も落ちているとのこと。お客様も「もうダメかも…」と諦めかけていたけれど、娘からプレゼントしてもらった物で、なかなか諦めがつかないでいたそう。でも、そんな時こそ私の出番です!

状態チェック まずは包丁の状態を詳しくチェックします。どの部分が欠けているのか、刃全体の状態はどうかを確認。この包丁は刃先が欠けており、見た目では刃欠け以外は綺麗に見えますが、全体的に刃は落ちており、切れ味は今ひとつ。刃こぼれ自体はさほど大きくありませんが、このまま使用し続けると、更に欠けが広がってしまったり、亀裂が生じ最悪の場合、怪我をしてしまうこともあります。

修復方法をお客様に説明 今回のケースでは欠けた部分を修復する為にどの程度削っていくか、どの部分を残していくか等を説明して、お客様のご希望を聞きながらご相談させて頂きました。

      研ぎの準備 欠けた部分を修復するために、まずは粗めの番手を使用します。欠けた部分を削りながら、刃の形を整えていきます。慎重に、でもしっかりと力を込めて研いでいきます。

      形の修正 粗研ぎで欠けた部分がほぼ修復できたら、次は中くらいの番手を使って刃全体を均一に整えます。ここで形を整えつつ、刃の表面を滑らかにしていきます。お客様の手に馴染むよう、丁寧に調整します。

      仕上げの研ぎ 最後は細かい番手で磨き上げます。ここで、切れ味が最高になるように、細部までしっかりと研ぎます。欠けていた部分も、もうどこが欠けていたのかわからないほど、キレイに仕上がりました。


      仕上がりとお客様の声

      包丁が新品同様に蘇った瞬間、お客様の驚きと喜びの表情がとても印象的でした。「諦めかけていたけど…こんなにキレイに直るなんて思わなかった!これからも、大事します。」と感動していただけました。料理をするのがもっと楽しくなりそう!と言っていただけたことが、私にとって何よりの喜びです。


      まとめ

      切れすぎると怪我をしてしまいそうで怖い。と言う声をよく聞きますが、実は切れ味の悪い包丁の方が怪我をしやすいんです。力いっぱいに切ろうとするので、その勢い余ってザックリと…切れ味の回復した包丁を使う時、初めはよくよく注意をしながら慎重に切ってください。力は全然要らないんです。包丁の重みだけでスッと切れますよ。欠けた包丁も見違えるほどキレイに蘇ります。皆さんも、もし包丁の切れ味が悪くなったり、欠けてしまったりしたら、ぜひ私にお任せください!元気いっぱいのケイが、あなたの包丁を最高の状態に戻します。

      ご質問やご依頼は、いつでもお気軽にどうぞ。次回のブログもお楽しみに!

      コメント

      1. こんにちは、これはコメントです。
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