洋包丁の柄の交換と修復作業を行いました。

ビフォーアフター

先日、お客様から長年使用されてきた洋包丁の修理依頼をいただきました。
この包丁は、長年の使用と保管状況により、柄がボロボロになり、刃元の金属部分も腐食してしまっていました。

私の仕事では通常、和包丁の柄を多く扱っていますが、洋包丁に関してはその形状やデザインが一本一本異なるため、専用の柄をあらかじめ用意することは難しいです。
しかし、お客様の大切な包丁を再び使えるようにしたいという思いから、和包丁用の柄を使用して修復作業を行いました。

腐食して失われていた芯(柄に刺さる部分)の代わりに、包丁の刃を慎重に切断し、角度や太さを調整しながら新しい柄に合うように新しい芯の加工を施しました。

非常に繊細な作業ではありましたが、無事に柄をしっかりと取り付け、最後に刃を研ぎ直して仕上げました。

柄の交換にかかった費用は、通常の柄の交換費用700円に加えて、加工代金として600円を追加で頂戴しました。

修復が完了した包丁をお客様にお渡しした際、「長年愛用していた包丁で、もうダメかと思っていたけれど、ダメ元で頼んでよかった」とのお言葉をいただき、私も大変嬉しく感じました。

包丁の修理やメンテナンスを通じて、お客様の大切な道具を長く使っていただけるようサポートしていきたいと思っています。
もし、錆びたり壊れたりした包丁をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました